今年はこッからでも2名が新成人となり
仲間の部屋で、成人式がおこなわれました。
ご両親とおじいさん、おばあぁさんにも参加いただき
養護学校の進路の先生とともに
二人の小学校時代の担任の先生も飛び入りで
(そう、二人は地域の小学校の同級生)
お祝いに駆けつけてくださいました。
ご家族からのお祝いの言葉では
小さかったころの思い出話で、何度も言葉に詰まられる場面もあり
万感の思いが私たちにも伝わって、目の奥が熱くなったのでした。
本当に、みんなでこの日をお祝いできて良かった。
実は、今回の成人式は予定より40分遅れで始まりました。
主役のひとりのAさんの登場までに、それだけ時間がかかったからでした。
けれども、この40分は、とても意味のある時間でもありました。
ただ待つだけの40分は、ほんと長いよ。
でもみんな待ってくれてたんです。怒らずに、イライラしないで…。
それは、仲間一人ひとりが、今日の主役は誰で、
そして今から何をみんなでするのかを理解し
途中、一発芸や即興のオリジナルソングを歌って笑いを誘いながら
Aさんが、必ず自分で区切りをつけて席に座ることを信じてくれていたからでした。
そして、その通りAさんは、誰に手を引かれることもなく
せかされもせずに、自分の意思で式に参加できたのでした。
仲間ってすごいなぁって。
嬉しいことは、みんなと一緒により以上に喜びあえ
悲しいことも、みんながいるから一緒に乗り越えられる。
そんなことを改めて感じることのできた素敵な時間でした。
成人おめでとう。
これからも、ずっと一緒に歩んでいきましょう。